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Guitar room & Music world

お気楽なギターの話とetc.

ポール・ジャクソン・ジュニアのレコーディング。おまけ付き

LAでは既に大物セッションマンとして70年代から活躍して来たポール・ジャクソン・ジュニア。私も好きなギタリストです。レコーディングでは確かにギターソロが曲のイメージを決める位の大きなウエイトをしめています。しかしギターソロだけで曲は完成されません。ギタリストは3つの側面を持っています。ソリスト・バッキング・アレンジャーとかなりの重労働です。アレンジャーと書いたのは、自分のプレイをアンサンブルや譜面を読み解いてアレンジ出来ないと、レコーディングやセッションの現場ではお手上げです。私も痛いほどその点では経験させられました。

今回は私達とは違う現代のレコーディング風景を紹介しますが、時代は変わっても弾くギターには何も変わりはないです。アレンジされた譜面をどう解釈して、その曲に的確なギターを弾くことには何も変わりません。Pro Tools が普及してからはレコーディングの様子は激変しましたが、だからと言ってギターを弾く行為に何も変わりはないと思います。

まずは動画を2種類ご覧になって下さい。ブライアン・カルバートソンの曲のレコーデイングです。本人がアレンジとエンジニアリングを兼ねているのも面白いですね。





ポール・ジャクソン・ジュニアの自身のペダル・ボードからKemperを通してラインでレコーデイングしているのが分かります。近年の彼はギターに関してはPRSとライセンス契約をしていて、使うギターはPRSがメインです。Kemperは凄く評判が良いみたいですね。

最初の動画ではまずは派手なストラップの自慢話から入ります(笑)。譜面のままのコードを弾いていますが、少しだけ見える譜面は私でも初見で弾けるレベルの簡単な譜面です。途中でストップがかかります。パンチインでそこは簡単にクリアーしています。さすがはカッティングとヴォイシングはさすがのプレイですね。途中でブライアンが「タイトな感じだ」とか「ほぼ終わりだから」余計な事を言っていますが、ミキシングルームならではの、レコーディングだと思います。OKテイクが出てからの会話が面白いです。自分のギターはメイプルネックだから音がどうだとかKemperの音を自慢している辺りは真面目に音に向き合うスタジオミュージシャンならではですね。

私の時代はミキシングルームで弾くのはキーボードの方くらいでギターは稀な事でした。布袋君の山下久美子さんのレコーディングを見学させて頂いた時は、彼はスタジオの中で背中を丸めて、後ろ向きで出だしのフレーズに悩んでいた様子ですね。結局はボウイ時代の得意のフレーズのソ・ラ・シ・ド・レ・ミ・ファに落ち着きましたね。当時の彼はその流れのソロが多かったかなと思います。

関係ない話になりましたが、最初の動画は恐らくカッティングに関してはOKテイクだと思います。会話でもそんな話でした。問題は2つ目の動画の方です。アルペジオのヴォイシングでブライアンの方からNGを喰らっています。ポール・ジャクソン・ジュニアも少し悩んでいる様子ですし、多少の言い訳もしています。NGに関してはブライアンの言い分はラストのバースでキーボードとぶつかる音が聴こえると言っていますね。その部分をポール・ジャクソン・ジュニアは色々なパターンを考えて、最終的には短時間で完璧なヴォイシングで弾いていますね。さすがトップランクのミュージシャンですね。私が簡単に見た限りでは分数コードだらけですね。結構レアなF分のCを弾いていましたね。その辺の対応力は一流の証だと思います。

別の動画も見て下さい。スティービー・ワンダーのバンドのベーシストでバンマスのネイザン・ワッツのプレイです。さすが余裕しゃくしゃくの演奏ですが、後ろの方でちゃちゃを入れるレイ・パーカー・ジュニアが面白いですね。



レコーディングの現場ではこんな感じで進行して行きます。昔の時代みたいにチャンネルが足りなくて・・・なんて事はないのでミュージシャン側もいい環境でレコーディングしているのが、羨ましい限りです。
  1. 2018/06/02(土) 21:55:26|
  2. ギター練習
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

No title

隙間産業というわけでもないでしょうが、リードギタリストは多いのに、リズムギターは少ないからと、バッキングに専念することでプロになれたと言ったのは、レイ・パーカーJr.だったような。 そのレイ・パーカーが、「ウーマン・ニーズ・ラブ」や、「ゴースト・バスターズ」で売れっ子ボーカリストになると、穴を埋めるように出てきたのが、ポールジャクソンJr.だったように記憶しています。 角松プロデュースの杏里のアルバムで、いかしたカッティングを聴かせていて、これは松原正樹や今剛では出せない音だな、なんて知った風な口をきいていた自分です。
  1. 2018/06/04(月) 00:08:00 |
  2. URL |
  3. ギターマジシャン #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

いつもコメントありがとうございます。 確かにポール・ジャクソン・ジュニアはカッティングで、その立ち位置を確立したのは間違えないです。 一芸に特化する良いお手本でした。私は好きでしたね。レイ・パーカー・ジュニアも確かに素晴らしいですが、妙なヒット曲でおかしな方向へ行きましたね。
  1. 2018/06/04(月) 00:18:00 |
  2. URL |
  3. kamiyo.m #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

私の不手際で折角頂いたコメントを削除してしましました。申し訳ないです。 ずっと「好きな曲」のシリーズで、このブログの本来のプレイヤー目線で書く事が出来なくて少しストレスでした。その反動がハイペースな投稿になってしまいました。 ポール・ジャクソン・ジュニアのレコーディング。おまけ付きの記事に頂いたコメントでした。本当にコメントありがとうございます。 ポール・ジャクソン・ジュニアはカッティングの名手ですので、あの程度のレコーディングは楽勝でしょう。 今では特に日本では昔の様にスタジオミュージシャンだけの方は、ほとんどいないかと思います。レコーディングに参加して、そのままツアーに参加する方が多いと思います。 PRSの件ですが、最近は海外だけではなく日本でもフジゲンのEFLが評価が高いのです。私も生活が落ち着いてから購入予定です。
  1. 2018/06/04(月) 00:19:00 |
  2. URL |
  3. To AKISSH From kamiyo.m #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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