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Guitar room & Music world

お気楽なギターの話とetc.

Re : Machine Head 40年の時を経て ①

1年ごとの更新がパターン化してしまう恐れのあるブログですが、期待に答えほぼ1年振りの更新になりました。

今回は私の音楽体験の原点と言っていい、パープルの歴史的名盤 “Mashine Head” をアルバムのジャケットに至るまでフル・カバーした Re : Machine Head について書こうと思います。

カバーが流行しているご時世とは言え、まんまアルバムそのものをカバーしたのは、私の記憶にあるのは、ビートルズのカバー・バンド “バッド・ボーイズ” のアルバム位で他には見当たりません。
ドリーム・シアターがライブでイエスのアルバムをそのまま演奏したとかはありますが、アルバムそのままカバーする意味もないので、例としては少ないんでしょうね。

それに加えてパープルの元メンバーであるグレン・ヒューズが発起人の様な感じでプロデュースしている事で、あまり彼の事は当時から好きではなかったので、聞くのに随分と時間が経って聞いた次第ですが、グレン・ヒューズの事を少しは認めないとまずいかな…と思う程の出来のいいアルバムでした。

イギリスの売れないけれど、実力のあったバンド “トラピーズ” でガンガンやっていたのを、イアン・ペイスと今は亡きジョン・ロードがイアン・ギランとロジャー・グローヴァーの抜けた穴を埋めるべく半ば無理矢理引き抜いた迄は良かったんでしょうが、性格的にポジティブがベースを弾く様な人なのでバンドの中では確実に浮きまくりで特に気難しい事で名高いリッチーと合うはずは無く、その後更にメンバーチェンジから解散に至った中心人物でした。
ただし、私個人は音楽に置いて特にロックと名の付く物はポジティブ・シンキングで行かないとやっていけないと思います。
特に競争の激しい U.K と アメリカではそんなようにしか見えません。

トラピーズは3ピース編成でグレン・ヒューズ中心のバンドだったようです。
当時のパープルに参加出来るなら、大抵の場合今いるバンドの事を考える余地はないでしょうね。
その部分で彼の選択は良かったんですが・・・

当時も今もイギリスは基本的にジェントルマンの国です。
たとえロックミュージシャンであろうと、物静かで控えめな人が多かったと思います。
ストーンズは破格にハチャメチャですが、その中ですらチャーリー・ワッツはジェントルマンの代表の様な人ですし、どのバンドにも必ず一人はいた時代でした。
しかも、パープルのメンバーは元々がスタジオ・ミュージシャン出身者が殆どでした。
裏方仕事の経験を経てバンドとして確固たる地位を確立して来た自信を持つミュージシャンの落ち着きに加え、クラシックの影響を売りにしていたパープルは更に控えめでストイックなメンバーの集まりでした。

グレン・ヒューズの話に戻ると、一緒に加入したヴォーカリストのデイヴィッド・カヴァデールにはカヴァデールが無名の新人で、年下だった事もありヴォーカリストとしての対抗心は相当抱えていた様です。
私個人はポール・ロジャースに似た声質のカヴァデールが好きでしたね。
パープル解散後のデイヴィッド・カヴァデールのバンド “ホワイトスネイク” の成功を見ても、ヴォーカリストとしてのグレン・ヒューズの評価を更に悪化させたんでしょう。

ただ、彼にとってリッチーの後釜にパープル初のアメリカ人ミュージシャンである、故トミー・ボーリンが鳴り物入りで加入した時期は、彼のミュージシャンとして絶頂期であったのではないでしょうか。
トミー・ボーリンが合うのかリッチーが抜けて気が楽になったのか…トミー・ボーリン加入後の “Come Taste The Band ” という自信満々のアルバム・タイトルに相応しく、自信に満ちたパフォーマンスを見せていました。
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しかし、グレン・ヒューズの持つ悲運のなせる技か、トミー・ボーリンは呆気無く他界してしまい、パープルも遂にバンドに終止符を打ってしまいました。
恐らくジョン・ロードは若いメンバーと一緒に演奏し、物を創る事に限界を感じていたんでしょう。
若いメンバーとはグレン・ヒューズそのものだったと思います。

数年後、パープルの再結成で加入したアメリカ人ギタリストのスティーブ・モーズが、かなり控えめだった事でも読み取れますよね。
ベーシストにはロジャー・グローヴァーが返り咲いて、不動のポジションを確立してしまいました。

引き抜かれていなければ・・・トミー・ボーリンが生きていたら・・・等々残念な事があったからこそ、このアルバムはグレン・ヒューズが長年持ち続けたであろう “DEEP PURPLE” に対しての答えが色々な意味で凝縮していると思います。
しかも、自身の加入する前のアルバムってのが積年の恨みに思えて物悲しい感じさえします。

今回このアルバム Re : Machine Head の中でも特に出来のいい2曲がこちらです。
どちらもパープルってよりロックのスタンダードとして認知されています。





この2曲については次回の②で詳しく書く事にしようと思います。

当時、往々にしてツェッペリンに比較して評価の低かったパープルが、こうしてカバーされるのはやはり真面目に音を創っていた証明だと思います。
おこがましくもツェッペリンとの比較を私個人がすれば、“スピード感”に尽きると思います。
もし、ジョン・ボーナムがパープルでドラムを叩いていたら、そのサウンドは大きく異なっていたはずです。
イアン・ペイスの持つタイトでスピード感あるドラム・スタイルがあって、初めてパープル・サウンドが成立する程にスピード感・ドライブ感をバンド全体で創っていたと考えられます。

②へ続きます。
  1. 2013/04/17(水) 23:32:50|
  2. 好きなアルバム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

No title

よくあるトリビュートと違って、アルバムというのは、珍しいですね。 (ちなみに、バッドボーイズは、当時、憧れの存在で、買いました) パープルは、高校になってから聴いたので、後づけになりますが、 LesPaul-L5さんは、リアルタイムでしょうから、引き続いての、 熱い語りや、当時のエピソードなどが、すごく楽しみです。
  1. 2013/04/25(木) 12:46:00 |
  2. URL |
  3. ギターマジシャン #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

こちらこそご無沙汰していました。 こうしてマジシャンさんにコメント頂くと本当に恐縮してしまいます。日々の不義理を多目にみて、これからもよろしくです。 パープルを通らずにギターを弾いていた方は、殆ど居なかったと思えるくらいの 入門バンドでしたが、このバンドはキッチリとした演奏をしていたと思います。 ③まで続く予定なのでお付き合いしてもらうと、うれしく思います。。。
  1. 2013/04/26(金) 01:15:00 |
  2. URL |
  3. Les Paul L-5 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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