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Guitar room & Music world

お気楽なギターの話とetc.

ギターの音・音作りに関して。

一年以上の間、更新出来なくてすいませんでした(m(ー ー)m)。

最近はギターを弾かないで、聴く事に専念している状態です。特にギター以外のジャズにのめり込んでいます。
特にトランペットとサックスの名演や名盤には、まだまだ知らない素晴らしい演奏が沢山あって時間が幾らあっても足りません。
ホーン・プレイヤー達は聴けば直ぐに誰の音と分かる位、個性的な素晴らしい音を出します。
ギタリストでもやはり、自分の“音”を確立しているプレイヤーはウェスを始めサンタナ、ジョニー・ウインター、パット・マルティーノ、デビット・T、エリック・ゲイル、バン・ヘイレン・・・ちょっと考えただけで様々なジャンルのビッグネームの名前が出てきますよね。

私もギターを弾き始めた頃、好きなギタリストのコピーを始めて最初に思うのは同じ楽器を使えば同じ音が出るかな・・・と勝手な思い込みをしていました。
そう思うのは誰しも当たり前の話だと思うし、決して間違った考えではないと思います。
確かにストラトとレスポールではそれぞれの特徴ある部分は全然違う音ですし。
ある意味好きなギタリストと同じ楽器を持つのは、アマチュアミュージシャンの夢みたいな所もありますからね。モチベーションを上げるには最高のアイテムだと言えるでしょう。
昨今のフェンダー・ギブソンのアーティストのレプリカモデルが受け入れられている事でも分かると思います。

ただ、同じ楽器を手にしてから考えなければならないのは最初に記した“自分の音”についての事だと思います。
過去の私の様に、セッションで要求された音や流行の音を好き嫌いに関わらず出して(弾いて)いると自分の本当に出したい音・好きな音が希薄になると言うか、好きな音が多すぎて、軸がブレてしまいます。(この事は私個人の性格も影響しているとは思います)
好きな音が多い・・出したい音も多い・・結果ギターによって色々な音に対応しようと思うあまり所有する本数が増える。。。
そんな時、人間はギター本体の音や可能性より、そのギターを使っていたギタリストの出す音が固定観念として残っていて・・この音にはこのギター・・この雰囲気の曲にはこのギター・・誰々っぽく弾きたいからこのギター・・なんて状態にはまり込むのでは。しかもギターを持ち替えてもアンプのセッティングはそのままでプラグを抜きかえるだけ・・なんて事に。
事実、私もそんなギター弾きであったと思います。

そんな時にストラトならリアとセンターのハーフトーン・・レスポールならリア全開だけ・・335はフロントのみ・・P-90が2発ならセンターのみ・・テレキャスのトーンは触った事も無い・・なんて事に。
全て過去のギタリスト達の使って来たそのままって感じで、自分のアイディアや感覚は既に無いに等しいと思います。
確かに同じギターなら似た音を出すには近道なのかも知れませんが、そのギタリスト(好きな)とは、ピッキングから使っている弦(ゲージ等)・アンプ(出力も含む)・ピック・握力・オマケに国ごとの電圧の違いなど同じ部分はギターだけなんて事だってあります。

形から入るのも間違いでは無いでしょうが、ジャズならフルアコ・フュージョンならセミアコかコンポーネントギター・サザンロックならレスポール(ボトルネック付き)・メタルなら尖がりギター・ロックならストラトにアーム・カントリーはテレキャス・・・まだまだキリがありません。
デビュー前のビートルズはそんな先入観の無い、グレッチとリッケンバッカーとヘフナーを使ったと言う事ですが、それはそれで成功したんですが日本の数あるビートルズのコピーバンドは120%上記のギターしか使わないのが現状として残ってしまいました。

70年代の日本を代表するジャズギタリストの増尾好秋さんは58年のレスポールスタンダードをメインで使っていました。(当時の日本のジャズ界ではソリッド・ギターは駄目みたいな風潮があった様です)
masuo.jpg

同じく70年代アメリカでテッド・ニュージェントって方はグランド・ファンクばりのロックを事もあろうかデビット・Tと同じ尖がったカッタウェイのバードランドでギンギンにロックギターを弾きまくっていました。チョーキングしまくってチューニングが狂うのか(ブリッジもストックのままでした)1曲ごとにギターを代えていました。同じタイプのバードランドを所狭しとステージに並べていたのが印象的でしたが、確かに音はロックしていました。
c2acfe80.jpg


どちらの例もギタリストの考えるいい音が、そのギターで出るから使ったんだと思います。どちらもメインでずっと使っていた事を考えると相性の良いギターだったんでしょうね。

過去の自分の音を確立してきたギタリスト達は、確固たる音・自分の出したい音がはっきりと分かっていて、その音を出すための努力をギターの音に頼らず自分の指や弾き方やアイディアを駆使して出そうとして来たのではないかと思います。

ウェスはオクターブ奏法ばかりが表に出ますが、独特の単音の時のグルーブ感や音色は親指の弦に当たる部分がピックの様に変形して硬くなっていた為だと言われていますし、ディメオラのスッタカートの効いた独特の早弾きミュートは家の中で大きな音を出さない為に工夫して弾いていた時の癖だと聞きましたし、クラプトンのウーマントーンは偶然ローディーが手渡したギターのトーンが閉じられていたとの事ですし、同じくクラプトンのストラトのハーフトーンは弾いている時に右手がセレクターに当たって偶然出た音とも言われていますし、バン・ヘイレンのタッピング(ライトハンド)に至っては常に爆音で練習出来る環境が無ければ出て来なかったと思います。

先入観や固定観念を持たなければそれぞれのギターには色々な音が残されていると思いたいですし、ギターの音作りってギターのブランドや種類や色・形に捉われ過ぎず、自分自身の弾き方でどんな音を出すか又は出せるかって部分もギター選び以上に“自分の音”を作る時に必要な事だと思います。

そう思ってこの映像を見て頂くと、彼の出す音ってギターが出している音ではなくて彼の音が出ていると思います。
“コンファメーション”のアドリブソロの部分だけですが、素晴らしい演奏だと思います。
他の映像を見る限りギター(サドウスキー)からブギーに直だと思います。アーム付きのストラトでこの音は中々出せませんね。



さすがです。
  1. 2010/10/15(金) 00:00:46|
  2. セッティング関係
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

No title

私はお金がないので、そんなにギターもアンプも試すことができないでいますが、最近はマルチエフェクターのおかげでかなりいろいろな音色を楽しむことができるようになりました。 でも、自分らしい音、自分の好きな音というのは、中々見つけられていません。 昔若いころは、人からは私の音は個性的で”いい”と言われたりもしましたが、それは単にそういうギターとアンプとエフェクターしかなかったからで、自分ではいつもイマイチだと思ってましたし。 マルチエフェクターもいいのですが、ギター単独でアンプやヘッドフォンで聞く音と、ライブの録音で聞く音では、またこれが違っていたりして難しいですね。 自分の音を見つけるのは、永遠の課題のような気がしています。 いつも奥深い記事をありがとうございます。大変参考になります。
  1. 2010/10/15(金) 14:45:00 |
  2. URL |
  3. manish #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

コメントありがとうございます。 あまりにも久し振りの日記なので、取り留めの無い事ばかりになってしまいました。 自分の音を見つけるのは私もまだまだ先になりそうです。 好きな音で好きな事を弾く事が自分の音だと言える様になりたいと思います。 スローペースになると思いますが、更新の際は立ち寄って見て下さい。
  1. 2010/10/15(金) 23:03:00 |
  2. URL |
  3. Les Paul L-5 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

久々の更新で、いきなり濃い内容です。 何かの記事で、サンタナだったか、他人のギターを弾いても、 出てくる音は、あのサンタナの音だったと、読んだことがあります。 ピッキングのニュアンス、左手の押弦の強弱、左右のコンビネーションで、 基本的な音色が決まってしまうのでしょうか。 自分の場合は、ギターや、エフェクターを変えても、悪癖はごまかせず、 悪い意味で、自分の音になってしまいます。 映像のギタリスト、よい音してますが、それより、メンツがすごいです。 次回の更新と、音源アップ楽しみにしています。
  1. 2010/10/16(土) 00:28:00 |
  2. URL |
  3. ギターマジシャン #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

チャック・ローブ以外も確かに実力派ばかりですよね。L・A のトップランクのミュージシャンのビ・バップジャズって中々聴けないですしね。 サンタナは確かに異色の存在で、あのニュアンスは真似が出来ない本当のサンタナ本人の音なんでしょうね。 音源はお聞かせできる物が出来たら・・・と云う事にして下さい。
  1. 2010/10/17(日) 01:19:00 |
  2. URL |
  3. Les Paul L-5 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

好きなミュージシャンと同じモデルとまでは考えませんでしたが、 大きく分けてフェンダー系とギブソン系の2種類は揃えたいと考え ていました。それでストラトとセミアコを買ったわけです。 しかし最近衝動買いに近い形でミュージックマンのEVHモデルを手 に入れたんですが、もしかしたらコレ1本で大概のものは何とか なるんじゃないかって感じています。2ハムでボリュームが1個し かないようなギターですが、弾き方やアンプ類のセッティングしだ いでJAZZだっていけるような気がします。いろんな切り替えスイッ チがついているようなギターがなければオールマイティーにはなら ないと考えていましたがそれは違うみたいですね。 自分好みの音っていうのはわかっているような気はしてますが、実 際にいろんな曲をやろうとするときには、誰かの音色を探している ことが良くありますね。なかなか自分の音色で押し通すのは難しい です。もっともそれも良く変化してますけどね。^_^;
  1. 2010/10/18(月) 01:10:00 |
  2. URL |
  3. テイルピース #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

コメントありがとうございます。 フェンダー系・ギブソン系を取りあえず・・・って、ギター選びのマニュアルみたいなモンですよね。 ストラトにもう1本はギブソンってチョイスは私も含め私の周りにも大勢いましたしね。 色々なタイプのギターを弾き比べる過程を経て、自分の音を年月を掛けて見つけてこそ意味があると思います。 EVHモデルは弾いた事はないですが、可能性のあるギターだと思います。
  1. 2010/10/18(月) 20:10:00 |
  2. URL |
  3. Les Paul L-5 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

レスポールさんご無沙汰しております。またブログ再開したんですね。とても嬉しいです。小生もまだジャズから離れないでしぶとくセッション会と定期ライブしてます。またちょくちょく覗きに来ます。茨城から影ながら応援しております。
  1. 2010/10/19(火) 22:14:00 |
  2. URL |
  3. パンヨコイワ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

No title

コメントありがとうございます。 こちらこそご無沙汰しております。お元気にしている様子ですね。 ギター弾かない分、ブログの方は少しでも書かなければ・・・と思って 1年振りに更新しました。 また立ち寄って下さい。では。。。
  1. 2010/10/20(水) 20:12:00 |
  2. URL |
  3. Les Paul L-5 #79D/WHSg
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