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Guitar room & Music world

お気楽なギターの話とetc.

音楽的な美意識

今回は音楽の持つ美しさ・・・美意識について私なりの感じ方を書く事にします。

音楽は色々な側面があってテクニックを全面に出す曲もあれば、乗れればOKみたいな曲もあります。当然ですが歌詞を聴かせるヴォーカル曲もあったり、本当に一言では語り尽くせないのが音楽だと思います。当然ですが、どれも素晴らしい曲は星の数ほどあります。音楽・楽曲の数だけそれぞれが素晴らしさは在るはずなのです。

クラシックだってそうですね。バッハの様式美は分かりやすい例だし、モーツァルトの曲の躍動感のある明るさはやはり美しい音楽です。

私は昔から音楽の持つ美意識に惹かれるタイプなのです。ロックから本格的に音楽を聴き始めた頃は、美意識なんて全く理解できませんでした。音楽は美しいものです。それは年齢を重ねるにしたがって感じる様になりました。音楽を聴く耳が大人になったのだと思います。現役時代は好きとか嫌いでギターを弾く事はなくて、仕事でしたから弾かなくてはならない曲は全力で弾いてきました。何の疑問も持ってはいなかったです。

ジャズを聴き始めてから少しずつですが、音楽の美意識が何となく分かる様になりました。当然ですが現役を引退してから、その感覚は加速し始めました。

ジャズのバラードには名曲と呼ばれる美しい曲が沢山あります。その中でも私は"Misty"のメロディーには美しさを感じていました。自分でもかなりの練習をした曲ですね。自分なりにコード進行を変化させてみたり、メロディーの歌い方も色々なミュージシャンの演奏からヒントを得て、自分の練習に取り入れてきました。何度弾いても飽きない曲です。好きな曲なんだと思います。

その"Misty"の中で私が一番音楽的に美意識を感じるのが、フレディー・ハバードのこの演奏です。フレディー・ハバードと云えばハード・バッパーのイメージがありますが、この曲で彼の吹くトランペットの美しさは美意識の面で凄いと思います。イントロの構成・使っているスケールといい、テーマのフェイクといい美意識なくしては、これだけの演奏は出来ないと思います。

晩年のマイルスもそうでいたが、目を閉じて音の出ていない休符を聴いて見て下さい。この曲もそうですね。バリバリに吹きまくるのではなく、どうしてここで休符が入るのか、それを感じてもらうと一層美しく聴こえると思います。休符も音楽の中でどんな意味があるのか考えさせられます。

単音しか出ない楽器でしか表現できない限界を完全に超越しています。ギターの単音だけで、これだけの美しさが出せるでしょうか?私は無理ですね。

本当の美意識を持ち合わせているミュージシャンの美しい演奏を、先入観を持たずに聴いて欲しいです。音楽の持つ美意識が感じられると思います。



最近この曲のコピー譜をYouTubeで見つけました。かなり精度の高い譜面ですので参考にしてみて下さい。

  1. 2017/10/31(火) 23:16:30|
  2. 音楽の話
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バンド・アンサンブルはリズムで決まる

バンドのアンサンブルの中でリズムがどれだけ重要か分かる例を、石川ひとみさんの動画で解説したいと思います。まずは二つの動画を聴き比べて下さい。





テンポは違いますが、8ビートの連続する曲です。一曲目はリズムのノリが安定していると思います。二曲目ですがそれほど乱れたリズムではないとは思いますが・・・少しだけノリの悪いアンサンブルに聴こえないでしょうか?録音状態は一曲目の方が悪いですが、バンドのノリは二曲目を遥かに上回って聴こえます。

このリズムの少しの違いが実はバンドのノリを決定しているのです。一曲目のドラマーは後のパール兄弟に加入する松永くんです。二曲目のドラマーは当時はまだ私より若く仕事経験の浅いドラマーでした。他のメンバーは私も含め全員同じです。

ベーシストは松永くんとは大学の軽音からの付き合いで、ひとみさんのバンドでも初期の頃から一緒に演奏していました。息はピッタリに聴こえるはずです。二曲目でベースとドラムの噛み合わないのが分かりますから、良く聴いてみて下さい。ベースが何とかリズムをキープしようとしますが、少しだけドラムが遅れます。この手の8ビートはジャストより少し突っ込んだ感じがベストだと思います。走るのではなくて前に流れる8ビートです。縦ノリともちがいます。

それを分かっていた私も何とかギターのアルペジオでリズムを引っ張ろうとしています。二曲目で一番正確なリズムキープは自慢でも何でもなくギターです。シンセの二人も頑張ってキープする方向にリズムを出しますが、延々とキープできるフレーズが出て来ないので仕方がないです。出て来るリズムに乗るしかないのです。ベースとギターは確実に前に向かう8ビートをキープしようとしています。特にベースは相当頑張って何とかしようとしていますね。

一曲目の破綻しないリズムはドラマーの力量だけではないのです・・・他のメンバーも同じ方向でキープしているのです。二曲目は他のメンバーがキープしたい方向にドラムが付いて来ないのです。

分かって欲しいのは変な意味で比較したのではなくて、バンドのアンサンブル・リズム・ノリは一人メンバーが違うと大きく変化すると感じて下さい。それほどリズムはシビアな感覚が必要です。残念な事に二曲目は最後まで揃わない8ビートで曲が進んでしまいます。練習不足ももちろんあったとは思います。ただ今迄ドラマーが作り上げたバンドのノリに、いきなり別のメンバーが入るとバンドの音がここまで違ってしますのです。

研究して話し合って曲のノリを理解して、アンサンブルは成立する例としてこの二曲を聴き比べて欲しいです。

余談ですがこの時期のひとみさん今聴いても、歌唱力は凄いですね。リズムも良いし音程も良いし。
何より音を楽しんで歌っているのが良く分かります。
  1. 2017/10/26(木) 20:13:33|
  2. ライブ動画
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驚くほど懐かしい動画 ・続々編

石川ひとみさんのライブ3連発で申し訳ないです。今回は1曲だけです。ツインギターのバランスが良いので書きます。24才の夏の演奏です。

イントロからいきなりのカッティングが私です。メインでずっとカッティングを担当しています。やっぱりカッティングのキレとかノリとかパーンを聴いて欲しいですね。ギターのカッティングがリズムを引っ張るいい例かも知れませんね。自分で言うのもなんですが。後はアルペジオのタイミング・スライドさせたカッティングがどんな感じなのか聴いて欲しいです。

当時の私はこんな感じでバッキングのパターンを自分で作っていました。それは自分が弾きたいギターが曲の流れとか雰囲気とか、一番は歌にどうしたら合うのか考えていました。今回は良い感じのカッティングが弾けていると思います。

一番書きたかったのは前の記事で書いた白のストラト音が凄く良く分かるからです。私自身は映像には出て来ませんが使ったギターは100%白のストラトです。音で分かりますね。キンキンせずそしてこもらず、抜けが良くて各弦の分離が良い音でした。EMGらしい音ですが、アクティブ臭さは感じないと思います。とにかく普通のストラトでは出ない音で弾いています。

もう一人のギタリスト山田直毅さんも御自身のオリジナルのストラト(ワインレッド)で弾いていますが、ピックアップはシェクターでした。同じストラトでも違う音です。その辺を気にして聴いてみて下さい。私の出していた音はほとんどこの音でしたから。二人共アンプはJC120 を2台使ってステレオで鳴らしています。

イントロのフレーズはツインのハモリです。キレイにフレーズを揃えられています。リズムのノリも息が合っていますね。フレージングを合わせるのは難しいですが、うまく合っていると思います。歌中のオブリガードとソロも彼が弾いています。ソロ終わりが最後またハモリです。彼が少しだけ出遅れますがソロの後ですから仕方ないですね。その後は完璧に合わせて来ましたから、やっぱり上手かったですよね。

とにかくほぼ全編カッティングを自由に弾いているのが私です。歌伴のカッティングがどんなパターンでそして、フレーズ・ノリ・音をどうすれば良いのか参考になればと思います。昔の時代の音色ですが、リズムの基本は変わらないはずです。曲に合わせて歌の邪魔をしないで他とのバランスに最大の注意をしていました。アンサンブルの中でリズムの刻みをどうすれば良いのか、分かりやすい音が聴けると思います。自慢のストラトの音も良いので聴いてみて下さい。

ギタリストが最大限リズムを意識して曲にマッチさせてバッキングのパーターンを作るのは、ハマれば楽しい作業です。それはレコーディングもライブも同じです。緊張感はスタジオが圧倒的にありますが、ライブはリハから音を作り込んでそれを人前で音を聴かせますから全然別の緊張感です。短いですがエンディングのアルペジオのパターンから終わりのブレイクのコードの構成音とパターンは結構考えて作りましたね。

上手いヴォーカリストの後ろで数々演奏してきました・・・ひとみさんはその中でもかなり歌は上手かったと思います。コーラス抜きで一人で歌い切ってこれだけ聞かせるのですから。演奏する側も歌が上手いと気持ちは良いものですから。

  1. 2017/10/19(木) 22:04:47|
  2. ライブ動画
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驚くほど懐かしい動画 ・続編

今回は前回の記事の続編です。連続で申し訳ないとは思いますが、バンドとしての勢いとかグルーブが良いので書く事にします。若い年代のミュージシャンの参考になれば幸いです。バンドって一つになると演奏に一体感が生まれます。それを感じてもらいたいです。

2曲連続で入っていますが、音声のみで動画ではありません。このバンドは少し特殊な編成で、基本はドラム・ベース・キーボードなのですが曲によってアレンジャー兼バンドリーダーの山田直毅さんが、キーボードを弾いたりギターを弾いたりしています。私より年は一つか二つ上です。画面左でキーボードを弾いているのが直毅さんです。

山田直毅さんですが、石川ひとみさんとこの後ご結婚して今も幸せにしていると聞いています。彼はキャンディーズのバックバンドMMPでギターを弾いていました。西慎二さんとツインでやっていたギタリストです。MMP解散後はひとみさんのアレンジやバンドをずっと面倒見てきた人です。ギターはとんでもなく上手いですね。特に凄いのはリズムの良さです。彼と一緒にやって私は本当に勉強になりました。今では感謝しています。

この動画の一曲目、二曲目とも私とツインギターで弾いています。まず一曲目ですがミュートしたバッキングパターンは直毅さんが弾いています。やはりノリの良いギターを弾いていますね。硬めの音でモジュレーションの掛かったギターが私です。モジュレーションはデジタル・ディレイで掛けていますね。当時はそれが流行りでしたから。

お互い息が合っていてツインギターのバランスの良い演奏だと思います。二曲目もモジュレーションを掛けたアルペジオを弾いているのが私です。速いテンポの曲でしたから、アルペジオを弾くのは大変でした。両方共、後半に短いギターソロがありますが、両方共私が弾いています。短いしその場の勢いのアドリブですが意外と良いソロ弾いていますね、自分でも驚きました。リハの段階から打ち合わせて、どちらがどんなパターンで弾くかはアレンジャーである直毅さんが決めていました。彼はアレンジャーとしてのセンスも良かったですからね。

 最近よ~く聴いてみたらギターの受け持ちのパートが逆ではないかと思います。お互い似ている音で弾いていますが、一曲目のミュートのパターンが私でソロが直毅さんかなと思えて仕方ないです。フレーズが違うのです。だとしたらノリの良いミュート弾きが私という事になります。そんなに上手かったかな?と思います。恐らく上記の反対を受け持っていたと思います。(2017/10/26)

今聴くと自分でもよくこれほど勢いのある曲が弾けたもんだと驚いています。若い時の気合みたいな物があったのだと思います。今はこんなギターは弾けないと思います。若さには勝てないですね。ましてルイードでひとみさんのライブは意外だったので、メンバーも気合が入っていました。

ギターの音が聴きやすいので参考にして頂けると嬉しいです。プロのバンドはこの程度の曲はリズムのズレは無いのが当たり前です。そして何よりバンド全体のグルーブを意識して演奏するのも当然です。自分本位の演奏では駄目です。他のメンバーの音を良く聴いて演奏しないとプロのバンドでは通用しません。今回の演奏はその点で良い見本だと思います。

当然私達のバンドより上手いバンドは現実に沢山いました。しかしこの動画の演奏もライブならではの臨場感と勢いがあります。私が24才の若い時の演奏ですが、良い出来だと思っています。


ついでですがテレビに出た時の動画もアップします。完璧にアテレコの演奏です。
一番右で白いストラトを弾いているのが私です。前に記事にした白のストラトを弾いている動画がこれしかなかったのでついでに書きました。派手なストラトですが、音は抜群に良かったですね。

ひとみさんの歌も上手いです。だから演奏していても楽しかったのかも知れませんね。
百恵さんのバンドは勝手な演奏はNGでした。決められた譜面の演奏を要求されましたが、このバンドは皆で直毅さんを中心にして話し合いをして好きな演奏が出来たのが一番の思い出かも知れません。



調子に乗ってもう一曲。この曲は大貫妙子さんの有名な曲のカバーです。レコーディングのアレンジが坂本龍一さんでギターは大村憲司さんでした。私は大村憲司さんの弾いていたフレーズに時折自分のフレーズを交えて弾きました。結構楽しい作業でしたね。この曲は動画を見るとかなりの余裕で弾いていますね。ドラマーをチラチラ見てスネアのタイミングなんかを確認していました。
前半では私のコードワークが良く分かると思います。ミュートの8ビートの刻みと、アルペジオを組み合わせて弾きました。何とも余裕のある表情で弾いてはいますが、ライブではやはり音には集中していました。こんな感じのギターも弾いていたのかと、あらためて懐かしく思います。

  1. 2017/10/16(月) 19:40:53|
  2. ライブ動画
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驚くほど懐かしい動画

昨晩、偶然に何とも懐かしい動画を見つけました。少し感動ですね。画面右手でギターを弾いているのが若かった時の私です。確か22才後半頃だったと思います。35年以上前ですね。動画を見てビックリでしたね。さすがに若い時の自分の姿を見るのは恥ずかしさもあり嬉しさもあります。

随分前の記事で書いた黒のテレキャスターを弾いています。私の後ろに見えるラックマウントのエフェクターも懐かしいです。

コードを押さえている指も若かったから細いですね。でも良い押さえ方していますね。自分なりにコードは当たり前の押さえ方はしないで、ヴォイシングは研究していたので今自分で動画を見ても何のコードを弾いているか分からない押さえ方です。ただ着ている服には全く記憶がありません。へんてこなTシャツ着てますね(笑)。

こういった場所での演奏はあまり経験がなかったので、このライブは良く覚えています。場所が場所だけに、楽器の搬入を早くしなくてはならなくて早朝に行った記憶があります。搬入も撤収も大変だった事は鮮明に覚えています。

今聴いてもバンドの音も悪くは無いですね・キチンとグルーブしていますしアレンジも悪くないですね。ギターの音が小さいですが、よく聴くと弾いていた本人には当時はこんな音で弾いていたなと思います。

他のバンドメンバーは長くやっていたのですが、確か私が加入してすぐの頃の演奏だと記憶しています。このバンドに私が加入したきっかけは、ドラムとベースの方と伊藤つかささんのライブツアーで初めてお会いしたのが理由でしたね。

メンバーの中では私が一番年下のバンドでしたが、プロとしてのキャリアは私が一番長かったので不思議な関係でした。ひとみさんですら、私より一つ年上でしたから。この時のメンバーとは本当に気が合って仲が良かったですから、プライベートでも一緒に遊んだりしていました。本当に懐かしいです。ライブの休憩時間には皆で買い物をしました。

ドラマーとベースは成城の軽音出身でした。私より二つ年上でしたね。当時の成城の軽音からは私の知り会いだった方だけでも、ミュージシャンやソロ・デビューした歌手の方まで沢山いました。ドラマーは後のパール兄弟のドラマーです。やっぱり良いドラム叩いていますね。このメンバーでひとみさんのライブはその後何年か続けていました。





前の動画の2年後位のライブの動画です。私の髪も伸びています。この後肩までのロングヘアーにまで伸ばしたのです。ストラトのハーフトーン丸出しの音で弾いていますね。ギターはMoonのストラトを白いピックアップ(メーカーは忘れました)に交換したギターだと思います。あまり使っていなかったギターです。

この手の歌を聴かせる時のバッキングのアルペジオは絶対に歌の邪魔になる音やフレーズは厳禁です。そこら辺はさすがに私も24才ですから、それまでの経験もあって上手く弾けていると思います。

この時点でリハ・本番合わせて”まちぶせ”は200回から300回以上弾いていたはずです。他のメンバーは譜面は見ていませんが、これだけ弾いて来たにも関わらず譜面がないと弾けませんでした。私の譜面がないと弾けない癖は最後まで続いたのです(笑)。

  1. 2017/10/14(土) 04:29:39|
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千葉市在住のギター弾き

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