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Guitar room & Music world

お気楽なギターの話とetc.

一番分かりやすいⅡ-Ⅴ-Ⅰの解説

今迄Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの事を何度か書きましたが。私の文章より簡単に理解出来る動画があります。それがこちらです。



Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(Key in C) に関してのここ迄丁寧な解説は中々ありません。基本的な事に終始していますが、ここを理解出来ないとツーファイブ進行は自分のものにするのは厳しいです。それくらい分かりやすい解説をピアノとマーキングで解説してくれています。長いので途中にCMが入ります。飛ばして下さい。

とにかくⅡ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅰの4小節の流れだけにフォーカスを当てた解説です。基本的にジャズはツーファイブの連続する進行が圧倒的に多いです。そのためにもこの解説のフレーズより使うスケールとその変化したペンタスケールを指でポジションをギターで確認しながら覚えると良いと思います。Key in C なのでほとんど黒鍵は弾いていないので見ながら弾く事も可能です。

出だしはこんな感じですよ・・・的なデモンストレーションがあってその後の解説が素晴らしいです。まずはベースラインの確認をしてくれます。ベースラインはギタリストも4ビートのベースラインを弾けるくらいでないと格好が付きません。ベースラインの解説で「リーディング・ノート」と言っていますが、日本では余り使わない言葉です。「パッシング・ノート」の方が分かりやすいと思います。早い話が次のコードのルートへの半音進行です。その音にヴォイシングさせると「パッシング・コード」と呼び名が変わります。ソロでギターを弾く時には年中使いますので、覚えておくと良いと思います。

クリシェと呼ぶ方もいると思いますが、どちらかと言うと半音進行の連続をクリシェと呼んだ方が良いと思います。代表的なところではビートルズの「ミッシェル」とかツェペリンの「天国への階段」の進行です。余談ですがそのクリシェを歌メロに持って来たビートルズの「サムシング」は画期的ですね。ジャズでは連続半音進行の場合コード楽器が弾く時には「ハーモニック・クリシェ」と云う言い方もあります。

次はコードに対して一番ハマりやすいスケールを紹介しています。ドリアン・ミクソリディアン・イオニアンのスケールです。ここは基本中の基本です。途中の解説でドリアンの時にEの音は9Th になるので、そこも上手く言っています。アウトフレーズではDm7でモロにEm7を弾くのもOKなので、その辺も参考にして下さい。

次がアボイドノートについて丁寧に解説しています。トニックに対してのアボイドノートだけですがここでは代表的なCコードに対してのF音を取り上げています。トニックに確かに4度の音Fは少し変な響きになりますが、Ⅱ-Ⅴの時にはコード・トーンなので、その違いを上手く解説しています。これがマイナーのツーファイブ進行だとまた別なので、メジャーかマイナーなのかは大きく違うと思って下さい。マイナーの場合Cm11に解決出来るので、Fの音はアボイドしないはずです。

一番面白いのが後半の青いマーキングをした音についての解説です。A・E・Bの音に着目しています。簡単に見ればAm9の音使いです。Cの代理コードでAmは確かに使えますが面白いのはBの音です。これは昔からカールトンが年中インタビューで言っていたトニックに対して5度のメイジャー・コードの分解を弾いていると言っていましたが、まさにその感覚です。解説者のフレーズも明らかにGメイジャーのフレーズに聴こえます。とにかくここがポイントです。コードに対して代理コードではなく、別のコードをコンバージョンするテクニックです。

ここ迄丁寧な解説動画は中々ないです。何度も見返すとⅡ-Ⅴ-Ⅰ(Key in C) のポジションとフレーズが浮かんで来るはずです。ジャズに限らずコード感覚は基礎が出来ていれば、色々な対応が出来ます。その感覚は基礎練習が出来ていれば自分で考える事も出来ます。スケールに重きを置くのも大切ですが、コードが鳴った時の感覚も身に付けると音楽的な幅が広がります。アドリブだけではなくて、コード楽器であるギターはヴォイシングも大切なのです。

次回はポール・ジャクソン・ジュニアがレコーディングの現場で、どうやってヴォイシングさせると良いかのテクニックが分かる動画の解説をしたいと思います。
  1. 2018/06/02(土) 17:30:58|
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一番簡単なコルトレーン・チェンジ

久しぶりの音楽理論を書きます。私の持っている少ない知識の中から書くので、違和感を感じる方もいると思いますが・・・。まずは分かり易いコルトレーンチェンジについて書こうかと思います。

ビバップの最終形はコード進行の究極の細分化でした。トニックであるFへ解決するためにその二小節前は一拍ずつこんな感じです。/Am7・D♯7・D7・G♯7/Gm7・C♯7・C7・F♯7/F /へと解決する進行が当たり前の様に使われていました。G♯7G♯m7でもありです。
コードの細分化にはパターンが出来上がってしまい、それ以上の変化が期待できない所まで来てしまいました。アドリブを取るプレイヤーはコード進行がパターン化しているので、代理コードを使ったりして対応していました。

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コルトレーンはトニックへ戻る画期的な進行を考えだしました。世間的に言うコルトレーンチェンジは特別な代理コードの様に思われがちです。それは恐らく最初にコルトレーンの解釈したトニックコードへ戻るのとは少し違って、色々なミュージシャンが理論立てしたのかも知れませんね。

一番分かり易いトニックへの帰る進行を説明したいと思います。勿論コルトレーンチェンジでの話です。Cが帰るべきトニックだと考えて下さい・・・コルトレーンはどうすればCへ戻るのか考えている時に3度進行でCへ戻るパーターンを見つけます。これはパット・マルティーノの12度のダイアグラムにも似ています。/C /E /A♭ /C /の進行です。ギターで弾くと分かりますが、転調の連続にしか聴こえませんね。

ところがこの進行にドミナントモーショーンを加えると流れが全然変わって聴こえますから不思議ですね・・・この進行です。/C /F♯m7 B7 /E /B♭m7 E♭7/A♭ /Dm7 G7/C /C /この進行がコルトレーンチェンジの一番簡単な例だと思います。

コルトレーンチェンジはこれが基本形だと私は考えます。賛否は別れるとは思いますが、恐らくコルトレーン自身はこの辺の変化をスタートにして究極のコルトレーンチェンジを展開したのだと思います。
  1. 2017/11/18(土) 22:16:13|
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モードの考え方

マイルスやハンコックなどが70年代の初めか60年代の後期に、ビバップに代表されるコードチェンジにとらわれずにワンコードでのアドリブが出現しました。
属に云うモードです。ネーミングは何処から来たのかは分かりませんが・・・。

モードでのコード進行は基本的にはありません。当然ワンコードですから一つのコードで延々とソロを展開するわけです。
例えばDm7でドリアン・スケールを使ってソロを取るわけですが、今やそれだけでは何の面白味のないソロになってしまいます。
私が先輩たちから教わった基本的な事は、Dm7へのツーファイブを使うとより幅の広がったソロが取れるととの事でした・・・。
Em7♭5-A7♭9を使うわけです。確かに使える方法だとは思いますし、理論上は問題のない事ですね。

しかしその後にトーナルセンターと云う考え方が出現しました。
トーナルセンターに関しては様々な考え方があって、ソリストの考え方も人それぞれで一概にこれ!って事がありません。

トーナルセンターの基本的な考え方はDm7のルート音Dに対して何度か上のコードを積み重ねると云う考え方です。
恥ずかしながら私も良く理解できない部分があります・・・ただアウトスケールとは根本的に違った考え方なので複雑な考え方も存在しています。

昔、ギターマガジンにセッションギタリストの松下誠さんが独自の理論を連載していたのが凄く為になった覚えがありますが、難しい考え方なので、当時の私には完全に理解が出来ませんでした。
海外ではスティーブ・カーンなんかもトーナルセンターを上手く使っているギタリストとして有名ですね。

Dm7に積み重ねるコードとして代表的なのは、やはり2度上のEm7でしょうね・・・テンション・ノートが数多く含まれていますから。
私もまだトーナルセンターについては勉強不足です。記事にするのはためらいましたが、今後の自分の勉強課題として敢えて記事にしました。

モードは奥が深いですし、理論的には数々の考え方があります。そんなモードに関しては私も勉強しなくてはなりません。いずれ自分の勉強した事を記事にしたいと思います。雑文で申し訳ありません。
  1. 2017/05/29(月) 22:25:11|
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Ⅱm7-Ⅴ7 バリエーション。番外編

Ⅱm7-Ⅴ7 の進行で70年代初め頃に変化し始めた進行の代表格があります。
Key in C の時で例えると Dm7 on G - G7 又は Dm7-Dm7 on G の変化形です。このⅡm7-Ⅴ7 は特にニューミュージック系では大流行でしたね。何時からなのか私にはハッキリとは分かりませんが、70年代半ばにはこの進行がほとんどと言っていいくらいニューミュージックでは大流行でした。

この進行は恐らくですが、私の考えではボサ・ノヴァ音楽から生まれたのでは・・・と考えています。あくまでも私の考えなので、どなたか知っている方がいたら是非教えて欲しいです。

何が基準でこの変化形が生まれたのかは分かりません。解釈をすれば切りがありません。Dm7をG分のFに置き換えた様な感じもしますし、Dm7 11Thのテンション・ノートをルートに持って来たとも思うし・・・分数コードとは違う意味合いだと思いますが、少し分からない所があります。なので私は単にベース指定のコードとしてずっと解釈していました。
確かにコードのテンションの9Thの音をベース指定にするコードは数多くあるので、その流れなのかも知れません。

基本的に分数コードはコード・トーンの中の3度とか5度をルート音にするのが基本的なのです。複雑な分数コードの場合はテンションノートが多すぎて分数化することもあります。
この進行はやはり分数コードではなく単純にルート音の指定と解釈するのが分かりやすいと思います。確かにこの進行でギターがDをルートに持って来るとかなりの違和感のあるサウンドになってしまいます。

まぁとにかく流行の進行でしたので、嫌というほど弾いてきましたね。解決先がⅠ△9 なんかに解決すると本当に、これぞシティサウンドのコード進行でしたね。今の時代ではあまりこの進行は使わないのでしょうかね。時代の流れの中で流行したⅡm7-Ⅴ7 のバリエーションの一つだったと思います。
  1. 2017/04/11(火) 21:30:40|
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Ⅱm7-Ⅴ7 バリエーション。

今回はマイナーコードへ解決する時のⅡm7-Ⅴ7について書く事にします。
基本的にマイナーコードへ解決するときのⅡm7-Ⅴ7はメジャーコードの解決の時とは違ってきます。
Ⅱm7-Ⅴ7はⅡm7♭5-Ⅴ7♭9 と変形するのが定番の進行です。ギタリストの場合、ジャズでは色々なパターンのヴォイシングが存在していて、色々なパターンがありますが・・・問題はポップス系やフュージョン系でのカッティングの時にはジャズ系のヴォイシングが意外と合わない事が多々あるのです。

カッティングの際には基本低音弦は使わない事が多いので、ジャズ系のヴォイシングが合わなくなるのです。
私の経験ではやはりジャズ系のヴォイシングは使わずに、別のヴォイシングを研究しました。これが意外とポップス系ではマッチするのです。Ⅱm7♭5-Ⅴ7♭9の場合、半音進行する音が存在するのです。その音をトップに持って来ると違和感のないコード感になります。

Key in Cm の場合で考えてみると Ⅱm7♭5-Ⅴ7♭9 は Dm7♭5-G7♭9 となりますが、この時の半音進行部分はDm7♭5 のCと G7♭9 のB なのです。C から B への半音進行をトップに持って来るとコード感を壊す事なく自然にDm7♭5-G7♭9 から Cm へ解決するヴォイシングが成立しますので、試して見て下さい。

私は1弦か2弦にトップを持ってきて弾いていました・・・特に問題はありませんでした。極端に♭5 や♭9 を強調すると弾きにくいポジショニングになるのと、カッティング向きではないポジショニングになってしまいます。
私の経験の中ではレコーディングでもライブでも問題はありませんでしたので、比較的良いのかも知れませんね。是非試して見て下さい。

今回は”トップノートの音の流れを意識する”でした。
  1. 2017/04/06(木) 16:38:03|
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千葉市在住のギター弾き

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